武装錬金

武装錬金//(小説版)
読了。


時間軸としては単行本11巻書き下ろしの話から直結して続いてます。
一同に会したカズキ・パピヨン・錬金戦団の面々が語る、赤鋼島(あかがねじま)事件について、が主な内容。
単行本では結末しか描かれなかった事件の詳細がここに、ってところでしょうか。
感覚としてはFate/zeroのようなものと同じで、悲惨な結末が分かっているが、その過程を堪能するというか。
もっとも、結果論で言えば防人たちが島についた頃には既に手遅れだったわけで、島ひとつ守れなかったとはちょっと違うかなぁとも思いますが。
ブラボーの名前の由来や、千歳の過去の様子、火渡の意外な一面?など、ただ悲惨な事件というだけでなく楽しめる場面もあちらこちらにと。
過去回想以外では、パピヨンがそれなりに活躍します(笑


全体で200P弱、カラーイラストや挿絵等ありますが、読み終えるのにかかった時間からするとラノベより幾分割高なのかな?
ただ大きさがジャンプコミックサイズなので挿絵も大きく、紙も中々のものを使ってるようで、妥協点といったところですかね。


巻末の原作者と小説版作者との対談で、12巻は/Z(スラッシュゼータ)、13巻は/З(スラッシュゼー)、14巻は/Ч(スラッシュチェー)らしいです。出れば、だそうですが。
まぁ12巻は現に出ましたので、12巻の売れ行き次第じゃその後も?