FORTUNE ARTERIAL

ネタバレ注意














瑛里華ルートクリア!


いやはや、なんとなくあっさり終わっちゃったかなぁ、みたいな。
設定や展開がマリー@さくらシュトラッセに似てたのが、発売日的にも何とも運命を感じますが(笑
期間は半年、春〜夏の終わり(秋)にかけてでした。
立ちはだかる困難こそ別の舞台でしたが、基本的には全て学園内でのイベントで。
立場上、生徒会役員としてのイベントや、監督生室でのイベントが多かったですな。
CGは思ったほど多くなかったといいますか、立ち絵や演出が充実してたので印象が薄かったといいますか。
まぁ設定こそ一風変わってるといえますが、王道的な展開でしたかね。
終始、笑わせてくれるイベント・魅力的な脇役と楽しませてくれる反面、重い雰囲気や泣き要素はなかった感じですかね。




・システム面について
若干クセがあったり(終了時にカーソルが自動移動など)しましたが、慣れると逆に他のゲームが不便に感じたりして。
まぁやっぱり使いやすい面がある一方で、しっくり来ないところもあったりするわけですが、全体的にGJですな。


・瑛里華について
吸血鬼という設定をどう料理していくのかなぁ、って感じでしたけれど。
わりと曖昧というか、上手く細かいところは語らず、「そういうものなんだ」と思わせるものになっちゃってたかなぁと。
ゆえに、感情移入度も浅く、あんまり共感できなかったのが残念といえば残念。
ヒロインとしてみれば、孝平とのあま〜い感じと時折見せるツン具合が、いい塩梅だったかな。
ネタ的な意味でもテンポ良いかけあいが○でした。


・展開について
季節折々の学校行事をこなし、生徒会役員として活躍し、最後に難関を乗り越え・・・てないかな?受け入れて、ハッピーエンド。
ちょっと後半最大の見せ場が薄味というか、アッサリ?
結局は瑛里華の問題は気持ちだけのもので、受け入れてしまえばどうとなかったわけですし。
眷属の問題についてもそれほど深く触れることなく、さらっと説明がなされただけで終わりを迎えてしまった感じですし。
悪くはないし、むしろ良い、だけどもう2〜3声くらいは欲しかったというところでしょうか。


・演出について
これは言える。
ネ申であると。
凝り過ぎ。すごく良い意味で。
エフェクトといいますか、動きといいますか、何から何まで。
完璧とまでは言いませんが、それでも他と比べるとという意味では、もう何馬身も頭が出てる感じで。
場の雰囲気を盛り上げるのは勿論、ネタを生かすという意味でも存分に効果を出し切っておりました。


・ネタについて
時事ネタや2chネタなどに縛られず、メジャーなところを押さえつつテンポよい展開や巧みな話術で笑わせる辺り、上手いですな。
各キャラの特徴を際立てて、それをネタにするという意味でもしっかりしてましたし。
演出とあわせ、この作品の最大の魅力でしょうな。


・主人公(孝平)について
特に可もなく不可もなく、平凡な主人公キャラだった感じですかね。
会長その他が凄すぎてかすんでる気もしますが、孝平自身相当なスペックの持ち主のようで。
まぁ、そんな感じ。


・サブキャラに関して
瑛里華ルートということで、やっぱり生徒会の面々が出てくることが多かったですな。
一方で、クラスメート達の出番は控えめで。他ルートに期待。
皆、味のある良いキャラばかりで、ケチのつけどころがないですな。
そういえば会長のアオノリ声真似、てっきり中の人が同じかと思ってEDロール眺めてたら、違う人だったんですな。今さらながらに凄いと思ったり。




まぁ作品のコンセプトと物語の雰囲気を知るという意味では、妥当で無難な展開といえるのでしょうか。
とりあえず次いきますかね。
紅瀬さんは最後に取っておくとして、悠木姉妹はセットでやりたいので・・・ひとまず白ですかね。委員会つながりですし、流れ的にもいいかな?
征が活躍してくれそうです(笑




ちなみにクリア後の変化点として、開始画面にCGギャラリー・回想・音楽再生・おまけが追加されました。
おまけではどうやらクリアしたルートに関連したサブエピソードが楽しめるようで。
(初回)瑛里華ルートでの追加分は
・幻の議事録
・照れ隠しのカタチ
のふたつでした。
議事録のほうはネタメインで、まぁ笑わせてくれました。っていうか、ネタが上手すぎる(笑
照れ隠し〜のほうは瑛里華ルートのあまーいお話で。
どちらも時期的には終盤の前辺りの、落ち着いた時期の話のようで。
本編に入れず、あえておまけとしてクリア後の何ともいえぬ余韻に浸ってるところに持ってくるのが、またなんとも憎いですな。