アニメ製作者が、アニメの違法アップロード&ニワンゴに問題提起

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1047553.html


自分自身ニコニコやステ6を利用してたりするので何ともですが、あれらがなかったとしても頑張ってリアルタイムでテレビで見て、それで終わりだ。
DVDを買ってくれないと利益が出ない、というのももっともな話なのだろうが、あの価格設定で買ってくれるのは熱心な信者やファン以外居ないだろうし、「いつでも話題のアニメが見れる環境→新たなファンの獲得のチャンス増」ということを考えればむしろプラスになってるんじゃないかと思えなくもない。


結局、アニメ制作側が潤うためには搾取されてる構造をどうにかするしか他ならないだろうに。
企画するほうは作れば作るだけ搾取できるのだから、アニメの数はどんどん増える一方で1作品全てDVDを揃えようとしたら1クール=12話=DVD3話収録×4=6000×4=24000円かかるわけで。
2クールならまぁ倍=48000円だろう。
で、自分の場合今期で興味を持って視聴しているアニメはハヤテ・みなみけCLANNAD・シャナⅡ・逮捕しちゃうぞだとして、5作品。
全てDVDを買うとなるとハヤテ=2クール換算で、計10クール相当分だとして24万円。
DVDを買うくらいなら関連商品も色々手を出しそうなものですが・・・ここでは省きましょうか。
2クール=半年ですから、興味を持ったアニメのDVDを全て買っていたら半年で24万円、年間で約50万円かかることになります。


とりあえず、フリーターやバイトがメインの収入源な人にはそんなの無理ですし、ふつーの会社員などでも気軽に出せる額でもないでしょう。
とくれば、やはり買うとしてもせいぜいお気に入りだけであり、「買ってくれなきゃアニメ制作側干からびちゃう」といわれてもどうしようもありません。
たとえ制作費がわずかしか出なくて作画崩壊や乱れた作画のアニメを作らざるを得なかったとしても、そんなの大枚はたいて買うような人は多くは居ないでしょうから。


詰まるところ、アニメDVDなんてのはヲタにとってのブランド品であり、そんな高価なものアウトオブ眼中ですな人は、近所のスーパーやらユニクロやら=テレビ放送・ニコ動etcで十分です、ってことなんでしょう。
まして、そのブランド品の質は必ずしも良いわけではないとくるのですから。






・・・身内(搾取してる連中、搾取されるしかない現状の仕組み)に反発出来ないからといって、自分達の作品がコピーさればら撒かれることに怒るならまだしも、違法アップロード者に「儲からない」という不満をぶちまけるのは、いささか八つ当たりというものじゃないだろうか。