児童ポルノ法の議論がかみ合わない訳

http://ofo.jp/blog1206350813.phtml
以前ユニセフに質問状を送った、MIAUの団体の幹部のひとりの方のサイト記事より。


前半部分は「子供を守ろう!」という主張と、実際に行っている「児童ポルノは撲滅すべき!」という行動の直接的な関係のなさを述べている。
要は、「児童ポルノによって犯罪行為に走る輩が居る」→「児童が危ない」ということが今回の件の話であるが、それらをつなぐ「→」は強引過ぎるし(特に昨今のアキバなどの状況を見れば、犯罪者は数え切れないほど居る、ないしは増加していないとおかしい)、またリンク先で述べられてるように守る対象が異なるので、実際にそう関連付けるのは無理がある。


後半部分は、前半部分を踏まえての各問題点の提示。
現行法で取り締まれるものをわざわざ「新たに大々的に名目を掲げて」行おうとしているのは、ひとえにアキバの現状のようなものを快く思わない人々が、それらを根絶せんとして無理やりつじつまを合わせてこしらえたと思わざるを得ない。




確かに女性からしてみれば、いわゆるヲタクのような女性的に好みの対象でない男連中が、いいように二次元で都合の良い女性キャラを作り上げて喜んでいる様は、素直に受け入れられるものではないだろう。
だからといって、信憑性の少ない統計を持ち出したり、曖昧でいいがかりと取れるような根拠を突きつけるというのは、大変宜しくないし、気持ちの良いものでもない。


しかし、幼女レ○プ被害者統計を見るに、児童ポルノ法の改正が行われることによってこれらの数値が逆行することも十分考えられるはずである。
二次元や創作物でそれらの欲求を満たしていたものがまた三次元に対象を戻す、という可能性をなぜ考えられないのだろうか。
否、実際は元々児童の危険性すら名目に過ぎず、根底にあるのは「ヲタ根絶」だけなのではないか。
・・・なんて被害者妄想の頭が訴えている。