今夜のアニメ

来週の予告がパロディの詰め合わせ状態。
8時だよ〜とかサザエさんとか長島監督永久欠番云々だとか。雰囲気からすると「2期は無いです」って言ってるような感じがしないでもないか。
マンションの管理人がちびまるこのじぃさん@青野武さんでした。エロボケじじぃっぽい感じ。
先週のライブアライブがクオリティ高すぎたせいか、CGとかもうまく使われてはいたが結構ふつうな印象を受ける。もっとも、それはアニメハルヒでの中での話しだが。
ハルヒが延々と語る場面の演出はわりといい具合。
今回は原作では第1巻での最初の設定説明辺りの所か。
色んなところで既にやっているだろうが、もう終わりも近いってことでハルヒ話数(作中時間系列)とキョン話数(TV放送順)での比較考察でも。
放映順:
1.朝比奈ミクルの冒険 Episode00
2.涼宮ハルヒの憂鬱 I
3.涼宮ハルヒの憂鬱 II
4.涼宮ハルヒの退屈
5.涼宮ハルヒの憂鬱 III
6.孤島症候群(前編)
7.ミステリックサイン
8.孤島症候群(後編)
9.サムデイ イン ザ レイン
10.涼宮ハルヒの憂鬱IV
11.射手座の日
12.ライブアライブ
13.涼宮ハルヒの憂鬱V
14.涼宮ハルヒの憂鬱VI


1話は言わずもがな、話題になったツカミのお話し。
原作既読者はここで一気に食いついただろうし、あのクオリティが分かるアニメオタも同じ。唯一、原作未読者だけは置いてけぼりのわけ分かんないって感じだったのではないか。
2・3話でとりあえず登場人物と物語背景の説明。
宇宙人?未来人?超能力者?なんだそりゃ。ってところで、何故か野球大会の4話。
野球大会では、14話まで見終わってからようやく、あぁ閉鎖空間とかアレとかそういうことか!ってなるわけだが。
5話で物語の本筋をもちょい掘り下げ。
6〜9話はどちらかと言えばオマケ的お話。そもそものハルヒ他3名の特異的能力がボヤけたまま進めてたのに、単純に「面白い」と感じたわけだからやはり高いクオリティで演出できる京アニでしか出来ないことだろうなぁ。まぁ9話はハルヒ話数では最終回ってわけで、中盤にそれを持ってくるという何とも複雑な感じではあったが。
10話でようやく本筋に戻ってついでに伏線張り。
11・12話でまた脇道に逸れるわけだが・・・いづれも高いクオリティで、むしろ本筋がどうでもよく思えてくる。
そして13・14話でようやくこの作品の設定が全て明かされる。
・・・・・。
グダグダ書いちゃいましたが、ようするに。
涼宮ハルヒの憂鬱」という作品を熟知してなきゃこんな無茶な構成での放送は無理!
ってことだ。
しかも、恐らくハルヒ話数通りに放送するとなるとやはり説明がメインになってしまうため憂鬱I〜VIが一通り終わった時点で飽きが来るような気もする。(実際、手が込んでるのは本筋でないオマケのほう。)それを、最後まで説明を分割することによって続きが気になりつつも今回の話はしっかり楽しめるという環境を生み出すことで、最初っから最後まで作品に対する興味を失う瞬間が片時も無い。
また、「アレ、これってあそこで言ってたアレか?」みたいな感じでちょくちょく既に放送された話が気になったりするわけで。
実際に何度も繰り返し見直してる人は、合計時間にすると結構なことになってるんじゃないだろうか。


上手く言語化出来ない・・・もとい、凡人の脳みそしか持ってないので全然的外れかもしれないが、京アニは「アニメそのもの」だけでなく「魅せる順番」にまで手を加えて尚且つそれが(商売的にも)高い効果をもたらしているってことだ。
ほんと、「作画が酷い」なんていうアニメとは月とすっぽんというか別次元というか、もはや比べることすら失礼に感じるくらいの差があるわなぁ。
絶望先生でこないだ「原作通りにやったのに〜」みたいなネタがあったが、京アニは原作通り+αを見事に演出しているわけで。いやはや何とも凄い。
もう褒め言葉しか出てきません!(苦笑
涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメ化されるまではお世辞にも知名度が高かったとは言えない作品をここまでの怪物に仕立て上げた京アニは、もはやネ申としか言いようがない。
ただ一言惜しむべきは、どうしてもアニメが放映終了と同時に徐々に熱が冷めていってしまうことだろうか。
是非とも京アニで第2期を!
(何とか締めの言葉が見つかった・・・(苦笑))